みやびの備忘録

LaTeXとかjulia言語とか. 覚えておきたいことをつらつら書いています.

画像ファイルはPDF!繰り返す. 画像はPDF!!

LaTeXで文書を書いていて, コンパイルまではすんなり終わるのに, 最後のPDFへの埋め込みに異常な時間がかかってお困りの皆さん.
それ, epsファイルのせいっぽいっすよ.

詳しいことはよく分かりませんが, epsを内部でPDFに変換しているんだとか.
埋め込み中にタスクマネージャをみたらGhostscriptがすごい頑張ってました…


TeXが重い!!といろいろ調べてたら画像だけのPDFをつくる方法があったのでまとめます.

用意するもの
LaTeX文書
・epsファイル
・画像用の新規texファイル(gnuplotのepslatexであれば必要なし)

やり方は簡単. 画像だけのtexファイルをコンパイルするだけ. texファイルの中身は,

\documentclass[オプション]{standalone}
\usepackage{graphicx}
\usepackage{color, pict2e}
\begin{document}
  \includegraphics{hoge.eps}
\end{document}

とする. epslatexの場合は, 元々生成されているtexファイルに\documentclass, \begin{document}, \end{document}を付け加えればよい. グラフの凡例などに数式等を入れている場合は, それに必要なstyファイルを\usepackageすることも忘れずに.

また, epslatexで自動生成されるtexファイルのなかにある\includegraphicsには拡張子が省略されているので, .epsを付け足す. これをしないと修正のために再度コンパイルをしたときにエラーを起こす. (恐らくPDFが優先されている.)


こうするとtexファイルと同名のPDFファイルができるので, これを本体の中で\includegraphicsするだけ.
これで見違えるほど軽くなるはずです.

まあ画像一回一回のコンパイルで時間はかかるんですけどね.
文書のちょっとした修正を行いたいときとかに, 事前にやっとくといいですよ~って感じか.



ご存知の方はスルーで
dvipdfmxを使っている場合
pdfだからmediabbか~ してはいけません
\usepackage{mediabb}は禁則です.